ピアノを演奏する際には、左手と右手でそれぞれ違う動作を行う必要があります。
また、同時に楽譜を記憶したり、弾いた音を耳で聞くなどの複数の作業を同時に行う必要があるため、ピアノを演奏するだけで脳がフル回転し、脳の発達につながります。
それでは、ピアノを演奏すると脳のどの部分の発達に役立つのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。
▼「前頭前野(ぜんとうぜんや)」
ピアノを習うと、脳の前頭前野が発達し考える力が向上するといわれています。
▼「脳梁(のうりょう)」
右脳と左脳は「脳梁」という神経束でつながっています。
ピアノを演奏することで、この脳梁の部分がピアノを演奏していない人に比べて、約5倍も太くなることが研究で分かっています。
▼「海馬(かいば)」
ピアノを習うことで、記憶に関係する海馬に刺激が加わり、記憶力が向上するといわれています。
▼「小脳(しょうのう)」
ピアノを演奏することは小脳が発達し、運動機能や知的機能、感情機能などが向上するといわれています。
▼ピアノを弾くことで「HQ(人間性知能)」が向上する
・問題解決能力
・主体性
・協調性
・思いやり
また、ピアノを弾くことで上記のような人間が生きていくうえで必要になるHQ(人間性知能)が伸びるといわれています。
▼まとめ
今回紹介したように、ピアノの演奏は脳のさまざまな部分の発達に役立つのですね。
また、ピアノを脳の発達に役立てるなら、4歳から5歳までに教室に通うことが良いとされています。
しかし、近年では子どもだけでなく大人の脳にも効果があるといわれており、ボケ防止対策として通っている人も多いようです。
今回の記事が、今後の習い事を選択する際の参考になりましたら幸いです。